食中毒

寒い時期に突入して、食中毒の心配はもうないと安心したりしていませんか?

実は、食中毒が怖いのは夏だけではないんです。
ちょっとした油断や甘さで、誰でも食中毒になっちゃう可能性はあります!!

私は、夏に食中毒になった経験があって…
生ものさえ注意すれば大丈夫だろうと、私も体験するまでは食中毒のことを甘く考えていました。

加熱してあるからと油断した結果、チャーハンをお弁当で持参して食中毒になったのです。

関連記事:夏も冬も怖い食中毒【1】夏場のお弁当の定番は食べられる保冷剤ミニカップゼリー

スポンサーリンク

余り物をお弁当にして食中毒に!

大学生の時に私は居酒屋のバイトをしていました。
お店ではメニューの余り物を賄いとして持ち帰らせてくれました。その日私はチャーハンを賄いとして持ち帰りました。

次の日のお昼として食べようと、家に帰ってからチャーハンを冷蔵庫に保管しました。
そして翌日チャーハンを持って学校に行き、お昼まで授業を受けていました。その間チャーハンは常温のまま放置です。

お昼の時間になりチャーハンを食べて昼以降の授業を受けていたところ、急に体に異変が現れました。とてつもない吐き気です。

その後はまともに授業が受けられず早退しました。
医者に行ったところ食中毒だと診断されました。思い当たる食べ物は昼に食べたチャーハンしかありません。

後に調べたところ私はこの時点で大きな間違えを1つ犯していたようです。
それはチャーハンをお弁当にしたことです。

食中毒の原因はセレウス菌だった

チャーハン
セレウス菌は身の回りに普通に存在し、自然界に多くいる細菌です。
土の中にもいる細菌ですから、農作物・穀物を食材とする料理は要注意なのです。

チャーハンの原料である米も具材もそうですね。
食中毒の原因であるセレウス菌が繁殖しやすく、この菌は加熱処理をしても死滅しません。

白米に比べて具材を入れるチャーハンの場合、具材を切った際に付着した菌が混入し、繁殖してしまったのかもしれません。

30℃ぐらいだと活発化するというセレウス菌。
夏の常温下ではこの菌が繁殖しやすい温度状況であるため、チャーハンを常温で保管してしまった私はまんまと菌を繁殖させてしまったようです。

以上からチャーハンはお弁当にしないことをオススメします。
他にも、ピラフ・焼きそば・スパゲティーなども同じ理由で気をつけた方がいいですね。

また白米だけの場合も、おにぎりにする場合はラップや手袋を使い直には触れないようにし、お弁当として持ち運ぶ際には保冷剤などで冷やすか、白米自体を凍らせた方が良いでしょう。

冬も食中毒には注意!代表格は「ノロウイルス」

カキ

食中毒というと「夏」というイメージが強い方が多いでしょうが、冬にもあるんです。
というか…1年中注意が必要です。

冬の食中毒の代表格は、あの恐怖のノロウイルスですね。
11月頃から増え始め、1月には感染者数はピークになります。

原因は、カキ・アサリ・シジミなどの二枚貝や貝類を生や加熱が不十分なまま食べること。
実際この食中毒の多くは、カキが原因だと言われています。

そのため、貝類は85℃~90℃で1分以上、中心部までしっかり加熱してから食べるようにしましょう。

感染してしまうと24~48時間で、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱などの症状が現れてきます。

普通は3日以内で自然回復できるものですが、このノロウイルスがやっかいなのは感染すること。
ひとりの感染が、あっという間に大規模に広がったりする怖いウイルスです。

特に、持病のある人・乳幼児や高齢者・免疫力が低い人は脱水症状のために重症化してしまうこともあるため要注意!!

ノロウイルスの予防方法は、基本的にはコロナと同じです。
手洗い・うがいを徹底したり、免疫力を落とさないように気を配って生活することが大切です。

マスクや消毒などの衛生管理もお忘れなく!!