吊り干し大根

冬になると、たくさん作る物があります。
それは、吊り干し大根です。

大根を生ではなく干して食べることにより、栄養価があがりますし、長期保存できるようになります。

今日は、自宅のベランダで手軽に吊り干し大根を作る方法をご紹介します。

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干し大根の栄養価が高くなる理由

地域によって呼び方の違いとかあるのでしょうか…
干し大根というと、切り干し大根を思い浮かべる方が多いでしょう。それほど生活に密着している乾物ですね。

吊り干し大根というと、丸ごと吊るして干した大根を言う人もいますよね。
あとは、ざっくり切り分けた大根をあちこち向くように紐でくくって干している様子も見たことがあります。漬物に使う場合に、出来上がりの商品に合わせて、そのように干すのかな?

どれも大根を天日で干すということは同じですが、切り方や干し方、使用用途が違うだけという感じでしょうか。

大根は、とても水分の多い野菜です。
干すことによって水分がなくなってくると、栄養素が凝縮されます。太陽の光に当たることで酵素も活性化しますから栄養価がアップするだけではなく、野菜の甘さも強くなりますね。歯ごたえも全然違います

そのままでも美味しい大根ですが、たくさん手に入った時は安かった時に干し大根を作っておけば、とても便利です。
保存状態が良ければ、半年ぐらいは保存できますよ。

吊り干し大根の簡単な作り方

ベランダ・洗濯物

私も、以前は自分にはできないと勝手に思い込み、みずから購入して使っていました。

せっかくならまとめて作りたいので、細かく切ってザルや最近よく見かける専用の網のカゴのようなものでは不便です。
とはいえ、吊り干しするには、干す場所もないし、紐で落ちないようにくくることもできません。

ところが昨年、近所でハンガーを使って、いとも簡単に吊り干し大根をしているのを発見!

そのやり方をお聞きしてびっくり!!

大根をまず、横2分の1に切って皮をむき、それを縦に4等分してから切り込みを入れ、ハンガーの下の部分に差し込んでいくだけだというのです。

実際にやってみると、あっという間に大根1本をハンガーに吊るすことができました。

ハンガーなので、ベランダの物干しにかけて、雨が降れば取り入れてと、移動も楽ですし、ジャマにもなりません。空気が乾燥している天気の良い日に外に干しましょう。

寒空に3日ほど干していると、色もきれいな吊り干し大根がすぐにできます。
干すときは分厚いなと思っていても、日に干すとちょうどいい加減の厚さになります

調理するには、もっとも便利な厚さですね。

吊り干し大根の美味しい食べ方

自家製の干し大根なので、戻し汁も安心して使うことができます。
戻し汁も栄養満点なので、いろいろな料理の出汁に使えてとても便利です。

作った吊り干し大根を弱火でことこと煮るお煮しめもとても美味しいです。
必要な分だけサッと出してお味噌汁を作ると、とっても簡単なのに味は最高です!

昨年は大根10本分くらいを吊り干し大根にして、念のためジッパーに入れて冷凍保存しましたが、冷凍するまでもなく2,3か月であっという間に使いきってしまいました。

今年も、冬が来て、店頭に大根が沢山並んだら、せっせと吊り干し大根を作りたいと思っています。

干してジッパーに入れていく一連の作業も、貯金をしているような気分です。
もしくは、冬に備えるアリのような本能なのかもしれません(笑)