毛虫や蛾は、嫌いという方・・・多いですね。私もそうです。
暑さもピークをすぎてだんだん涼しくなってくると、毛虫もでなくなるとホッとしたりしますよね。しかし、9月以降の秋にも毛虫は出るんですよ!
9月などはまだ半袖を着ていることが多いですから、つい油断して刺されてしまい、毛虫皮膚炎になってしまうこともあります。
秋も毒を持つ毛虫は出る!まずは刺されないように注意をしよう
毛虫や蛾の中には、毒をもつものもいます。しかし、ほとんどは毒を持っていないそうです。
毒をもつものとして代表的であり、毛虫皮膚炎の原因で一番多いと言われるのがチャドクガです。
チャドクガは5月~6月頃と8月~9月頃に卵からかえります。そのため、10月でもさされてしまうことがあるのです。
刺されないようにするには、庭仕事など虫が出そうな環境では肌の露出をしないことです。
長袖・長ズボン・帽子などを着用して作業しましょう。
毒を持つ毛虫にさされてしまったらどうする?
毛虫に刺されると、ちくっとした後に、赤く腫れたり・ヒリヒリしてきたり・激しい痛みを感じます。また、残念ながらさされたわけではないのに、空中に飛び散った毒針毛にさわって同じ状況になってしまうこともあるのです。
もしも刺された・皮膚に毒がついたと思ったら、まずは毒針毛をとらなければならないため、セロハンテープやガムテープでペタペタととるようにしましょう。それから水でよく洗い流します。
その後に、抗ヒスタミン成分が配合されているステロイド剤をぬっておきます。(ムヒアルファEXなど)
症状がひどい場合には、皮膚科に行きましょう。
こすったり掻いたりしてしまうと毒針毛が飛び散ってしまいますので絶対にやらないように!
また、服をぬぐことも同様で注意が必要です。
刺された箇所の処理をちゃんとしてから脱ぎましょう。
服に毒針がついてしまったり、空気中に毒針毛が飛び散ってしまうからです。
刺されて箇所でなくても、それに触るだけで湿疹が出たりします。
刺された時に着ていた衣服を洗濯する際は、最初にスチームアイロンなどをかけておくといいですね。チャドクガの場合では、50度以上の熱を加えないと毒が分解されません。そのため、先に洗濯機で洗ってしまうと中に毒が残ってしまうかも・・・
スチームアイロン以外でも、高温洗浄機や乾燥機など高熱で処理を行えるものがあるなら、それらで毒を分解しておくと安心です。
毛虫にさされて肌がぶつぶつに!
私には秋という季節で嫌なものがあります。
それは秋は毛虫が出てくるという事です。
それさえ無ければ気温も涼しいですし、食べ物もおいしいので秋は一番過ごしやすい、いい季節かも知れません。
昔のことですが、子供の頃木に登っていると毛虫が腕についていたのです。その時点ではただ毛虫が気持ち悪いと思って振り払っただけで終わったのですが、時間が経つにつれ腕に赤いぶつぶつが出てきてしまったのです。
親にも大丈夫と言われたので放っておいたため、適切な処置をしていればぶつぶつもひどくならなかったのだろうな~と大人になってから思いました。
たいしたことなかったので良かったですが、さされた場所以外にも毒が広がったりしたら困ったと思います。知らないって怖いですね。
大人が知識を持っていることはもちろん、お子さんがいる方であれば、そういう状況の時の対処法は子供にもよく話しておいた方がいいです。
その後大人になってからも一度毛虫に危うく接触されそうになった事があります。
私は何気なくベンチに腰掛けていたのですが、いきなり自分の目の前に毛虫が降ってきたのです。驚いてしまいましたし、毛虫が気持ち悪いわ危険を感じるわで私はその場で一人で飛び跳ねてしまいました。
でも、その時は対処法を知っていたので恥ずかしくてその場からは逃げてしまいましたが、子供の時ほどは慌てることもありませんでした。
とはいえ、この時は自分から木に登るなどしたわけではありませんから、防ぎようがありません。
それ以来、私は秋がくると、毛虫が出てくるなあと思うようになり、憂鬱な気分になってしまいます。